music

Screaming Masterpiece

先日、アイスランド人アーティスト、ヨハン・ヨハンソンのライブを見に行きました。
場所は、日本科学未来館の大きなLED地球儀がある空間、
今回のライブは、"霧の彫刻家"、中谷芙二子とのコラボレーション。

編成は、ヨハンソンがキーボード、ピアノを弾き、
他にパーカッション奏者、チェロ奏者、そして映像アーティストと霧のアーティスト、
というライブでした。

ヨハン・ヨハンソンの、壮大な中に叙情的な旋律がある音楽が奏でられ、
そこに深い霧がたちこめていく光景は、他で味わったことのない感動があるものでした。

彼は、現代音楽からポップ色の強いサウンドトラック、
そしてロック的なオルガンのバンドまで、本当にその作風の幅が広いです。

というわけで、
そんな音楽家を生み出すアイスランドの音楽ドキュメンタリー映画が公開されたので、
その映画も見に行きました。

ビョークやシガー・ロス、ムームを始め、数多くのアイスランド人アーティストが登場。
slowblowのライブは、3年前にアイスランドで見たのと同じ日のもの?
と思われる映像で、ちょっと興奮(笑)。

小さな教会や、民家、さらには大統領官邸でのライブ映像も入っていて、
懐の広い音楽を生み出すアイスランドの空気感に触れられる映画です。

"Screaming Masterpiece"。
興味のある方がいらっしゃれば、見に行かれることをオススメします☆


Screaming Masterpiece 公式サイト
http://screamingmasterpiece.jp/

あの向こうへ

高円寺のCLUB LINERに、audio safariを見に行く。
自転車で行ける距離なので、自転車で。

自転車でライブハウスにいくという感覚は、なんだか楽しい。

audio safariのライブ、本当に素晴らしかった。
あんなにぐっとくるライブは、久々だったかもしれない。

引きこまれて、気がつくと演奏はあっという間に終わってしまった。

終了後、楽屋にお邪魔して、しばしメンバーの皆さんと話す。
京都から日帰りで来られてるとのこと。お疲れさまです。

いつか一緒にできたらいいなあ。
素晴らしいバンドと出会えて、感謝です。

Ma Fleur

イギリスのジャズユニット、The Cinematic Orchestra。
彼らの新しい作品"Ma Fleur"を、最近よく聴いています。

架空の映画の脚本を制作して、そのサウンドトラックという設定で作ったとのこと。

前作"Everyday"のリズムのはっきりしたグルーヴィーな感じも好きですが、
今作はハーモニーとメロディに重点を置いて、映画的な叙情性とストーリー性を感じます。

音の質感も生っぽく、空間の中でそれぞれの楽器がリアルに鳴っている感じ。
聴き手の想像力が介入する余地があって、イメージを広げられるこの感覚が、素敵です。


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▲The Cinematic Orchestra "Ma Fleur"


>>>The Cinematic Orchestra Myspace

Art of Fighting

オーストラリアのバンド、Art of Fightingのライブを見てきました。

このバンドを知るきっかけとなったのは、6年ほど前、
高円寺のCDショップ、LINUS RECORDSの試聴コーナーでした。

そこで出会った彼らのファーストアルバム"wires"は結構な衝撃で、
その年はずいぶんたくさん聴いていたのを覚えています。

そして、彼らのライブを見るのは、今回で3度目。

どこまでも繊細に織り上げられる演奏と、表現力豊かな歌。
音量をかなり抑えた優しい演奏でも、決して変な緩さはなくて、
ひとつのメロディーをいかに響かせるかを意識して、
メンバー全員が耳を澄ましながら演奏しているような印象を持ちました。

そして、このバンドは歌が本当にすごいです。
ライブの方が音源より、さらに歌の良さが際だつ感じ。

素晴らしいライブでした。

終了後、ライブハウスを出たところにたまたまベースの女の子がいたので
「3回見てるけど、今回は特に良かったと思いますよ」と言ったら、
「どうもありがとう。たくさん練習しているから(笑)」との返答。

意外とまじめなバンドでした、Art of Fighting from Australia. (笑)


>>>Art of Fighting Myspace

Stafraenn Hakon

音楽雑誌『CDJournal』に掲載される、
アイスランドのStafraenn Hakonによる新作アルバムのレビューを書かせていただいた。

彼の音楽を知ったのは数年前、"Ventill / Poki"というアルバムが出た頃のこと。
アイスランドの広大な情景が目に浮かぶ、スケール感の豊かな楽曲に感動を覚えた。

そこらの写真なんかより、よっぽどリアルにあのスケール感を表現していたのだ。

今作"Gummi"では、その世界観はそのままに、
前作までにはなかった"歌声"が新たな息吹となって漂う、美しい作品となっている。

大好きな音楽のレビューを書かせていただいたのは、光栄なことだった。


gummi.gif
▲Stafraenn Hakon "Gummi"


>>>Stafraenn Hakon Website

Jazzyな朝

今日は、起きなければいけない時間より、だいぶ早起き。
Nirvanaの"Serve the Servants"が頭の中に流れている状態で目ざめました。大丈夫か?自分。笑

そして、Sound ProvidersをBGMに流しながら、朝にこれを書いております。
"Dope Transmission"という曲を聴いていたら、外のカラスがぴったりと裏拍に合わせて
鳴いていて、ちょっと面白かったです。キックがドゥッ・ドゥッ・ドゥッ・っと入るところに、
ドゥッ"カァ"ドゥッ"カァ"ドゥッ"カァ"みたいな感じで。
微妙に後ノリで、リズムセンスの良いカラスでした。

さて今、11月のタイでのフェスに向けてステージのセット図を準備しています。
英語でどう書くのかと思いネットを探してみると、音楽フェスのステージマネージャーをしている
アメリカ人が、フェスに出るバンド用に好ましい書き方を事細かに解説してくれているページを発見。

どこにもマメな人っているものですね。
でもフェスのように多くのバンドが一度に出演する場所では、
一目瞭然のセット図を事前に準備しておくことが、進行のために重要なんだと思われます。

彼のアドバイスを参考に、今までになく詳細なセット図を作成してみました。
まあ、初めての場所で実際に何が起こるはわかりませんが。

あと一ヶ月。たまたまマキシ発売日と渡航期間が重なってるんですね。
パスポートを更新せねば。ICパスポートの時代ですね。

Amongst Strangers

最近CD店で出会った、2つの作品。

ひとつはイギリス、ブライトンのMr Cooper。
アコースティックギターやピアノのループを大きく取り入れた、
オーガニックなインストゥルメンタル・ヒップホップ。
22歳らしいのですが、リズムや音の質感がとにかく格好良いです。

もうひとつは、カナダのSoso。
生楽器のサンプリングやフィールドレコーディングを取り入れ、
シンガーソングライター的な雰囲気のある、叙情的でパーソナルなヒップホップ。
アルバム全体に物語のような流れがあり、心に沁みる作品です。

彼らをMyspaceで見つけたので、メッセージを送ってみる。
すると、それぞれeuphoriaの音楽を聴いてくれたらしく、いい反応を返してくれました。

素敵な音楽を作っている人たちと繋がれるのは、やはり、嬉しいものです。

2年ぶりの再会

本日はO-EASTにて、Album Leafのライブへ。
2年ぶりの来日、一昨年リリースの"In a Safe Place"が出てからは初になる日本でのライブ。

いやあ、本当に素晴らしい音風景を織りなしていました。
壮大なスケール感がありつつ、ものすごく身近で、すーっと染みこんでくる旋律たち。

ライブ終了後、ロビーでJimmyを発見し、思わず声をかける。
と、すぐに気がついて、笑顔で久しぶり!と言ってくれました。

2年前の来日で共演したことを、ちゃんと覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。

前回、彼に渡した僕らのCDは"silent roar"。
今回は去年リリースした"eternal gift"を渡して、時間のある時ぜひ聴いてくださいねと言うと、
"Sure, I know your music is very very good." と言ってくれて。

ツアードラマーのTimを始め、他のメンバーも驚くほどよく覚えてくれていて、
打ち上げでポップコーンを投げあったことなんかを話しながら、しばし談笑。

まるで去年のことみたいだ、時が過ぎるのは速いなあなんて言いながら。
でも2年近くの時間を経て、またこうして再会できたことが、本当に素敵なことだと思いました。

Album Leafの新作は、Jimmyによると夏には出るらしく、
シアトル郊外の山の近くにあるスタジオで録音したそうで、すごくいい場所なんだよと言っていました。

ミックス、マスタリングは、今回もアイスランドのSigur Rosのスタジオでするそうです。

とにかく彼の音楽は自然がよく似合う。
でも、どこで鳴っていても沁みる音楽だと思います。

2年ぶりの再会をして、なんだか、またやる気が出てきました。

I Heard You Looking

ついに、"eternal gift from the moment"特設サイトがオープンしました。

今回の作品は、euphoria初めてのフルアルバム。
ひとつの大きなコンセプトというか、思いを、一枚通して表現したいと考えて完成させた作品です。

そのため、ウェブサイトも特設にして、アルバムの世界観が伝わるように準備してきました。

どのコンテンツも見ていただきたいのですが、
特に、レコーディング、ミックス風景などを収めた15分間のメイキング映像、
データは少々重いですが、お時間のある時などにぜひご覧になってください。

この作品が、僕たちの日々の生活を通して作られたことを、感じていただければ嬉しいです。

特設サイトは、今後さらにバージョンアップしていきますので、どうぞお楽しみに。

ところで、今日は1年半ぶりのYO LA TENGOライブを観ました。
うーん、やっぱり素晴らしかった。
"I Heard You Looking"では、確かに、風景が浮かぶようでした。

BRING ON HAPPINESS

シカゴのバンド、L'altraの新作"Different Days"が素晴らしいです。

どこまでも伸びやかで、それでいて大げさではなく、染み渡ります。

Telefon Tel Avivのジョシュア・ユースティスが参加しているだけに
エレクトロニクスの比重が増しているものの、
すべての音はL'altraの唄と空気感をつくり出すために必要な要素のひとつひとつになっていて。

新しい音も加わって、彼らの世界観がさらに鮮やかに浮かびあがっているようです。


というわけで、ようやく、ようやく卒論も仕上がり、
しばしL'altraの世界に浸りながら、久々のVOICEを書いています。

初雪

新宿から帰る電車の中でAlbum Leafの"Essex"を聴きながら、
外を眺めると線路脇にはうっすらと残り雪が。

こんな都会の真ん中でも、誰も足を踏み入れない線路付近には、雪が溶けずに残っています。

ゆっくり進み出した電車のスピードと共に雪景色は流れて行き、
ゆるやかなAlbum Leafの音楽と相まって、洗われるようでした。

Johann Johannsson

Johann Johannsson(ヨハン・ヨハンソン)の新作がリリースされたらしい。
彼の作品とは、この夏、アイスランドの12 Tonarというレコード店で出会いました。

12 Tonarは、アイスランドの首都、レイキャヴィックにある素敵な雰囲気のレコード店。
こじんまりした店内に、素晴らしくツボを押さえたCDたちが並んでいます。

アイスランド人アーティストの作品については、おそらく世界一の品揃え。
Bjork、Sigur Rosやmumとクラシックが同じスペースに置かれているのが、なんだか素敵でした。

Johann Johannssonもまた、アイスランドのアーティストです。

彼が手がけた"Dis"という映画のサウンドトラックは、
このお店が運営するレーベルからリリースされたものでした。

ところでこの作品、神懸かり的な力を持っていたのです。

天候の変わりやすいアイスランドでは、突然雨が降り出すことも少なくありません。
車の運転中、何回ワイパーのスイッチをオン・オフしたことか。

ところが。
Johann Johannssonの"Dis"をかけると、必ず雨がやむのです。

1曲目が始まると雨が弱まり、2曲目の間に完全にやむ、という決まった流れ。
それも、毎回、かならず。

あれはなんだったんでしょう。
試しに日本に帰ってきてからも雨降る高速でかけてみましたが、結果は、やまず……。

それはさておき、この作品を聴くと、晴れているアイスランドを思い出します。

世界一景色の美しい国道といわれる国道1号線。
見渡す限りに広がった夏草以外、何もない平原。
まるで天国のような景色に、なだらかに空まで続く坂道。

その景色と、確かに共鳴する音楽でした。

においによって記憶が鮮明に思い起こされる現象をプルースト効果と呼ぶようですが、
音楽にもそれに似た力がありますよね。

Johann Johannssonの"Dis"は、僕にとって、プルースト効果を持った作品の一つです。

With Age

ボストンの3ピースバンド、karateのライブを観てきました。

ジャジーかつダイナミックなドラミング、歌うベースライン、ブルースの香り漂う枯れたギター。
熱さを内に秘めつつ、渋みのある歌。いやあ、かっこよかったです。

なんだか、素敵な歳の重ね方だなあと。
渋いだけじゃなくて、熱さを忘れていないところが最高でした。

couches in alleys

tristezaの"Dream Signals in Full Circles"を聴きながら街を歩いていたら、
街路樹の枯れ葉がひらひら、音楽に合わせるようにゆっくりと舞い落ちて、秋を実感。

そうそう、styrofoamの新譜に入っている、"couches in alleys"という曲がとても良いです。
半分以上がコラボレーションで作られた今回のアルバム中、
この曲ではaliasがビートプログラミングを行い、
Death Cab For CutieのBen Gibbardが歌とギターを担当しています。

反復するたび、徐々に染み渡っていくようなメロディ。
Ben Gibbardの歌声は、どこにいても、やわらかい存在感があります。

そして、アルバム最後の曲"make it mine"の9分間。
曲のビートに合わせて、秋が一段と深まっていくようです。

セヴン・モア・ミニッツ

森川がVOICEページで、マット・シャープについて書いてますね。
レンタルズ来日公演の話。いやぁ、懐かしい。

そうだ、あの日、前半のアコースティックセットが本当に素晴らしかった。

実は、今まで観に行ったライブのチケットはほとんど全てとってあるのですが、
あのライブはいつだったかと思い、探してみると、チケットに書かれた日付は1999年10月17日。

あれから5年も経ったのかと、少しばかり感慨を覚えつつ、久々にレンタルズを聴いてみました。

音楽が持つ記憶蘇生能力は、本当にすごいですね。
その音楽を聴いて感動した頃の記憶が、映像のように、リアルに、感覚的に、蘇るようです。

素晴らしい音楽は宝物ですが、音楽に感動した経験もまた、消えない宝物だと、ふと思いました。

とけるように

これは昨日の話ですが。

市ヶ谷にあるスタジオからの帰り道。
車の中で、森川は、domoticの"bye bye"をかけていました。

靖国通りを走り、新宿のネオン街にさしかかった時のこと。
ちょうどその時に流れ始めた、3曲目の'Smith Kline'。

眩いネオンサインとビル街が、こんなにきれいに見えたことはありませんでした。


明日のライブ、がんばります。

styrofoam plates, cafeteria tables

高校の時、Forbidden Love EPという音源を聴いたのが最初だった。
ひしひしと伝わってくる音。

それ以来、彼らの作品はずっと聴いてきた。

インターネットでライブ映像を見たときは、
これを生で見たら、きっとものすごいだろうと思った。

それ以来、一番ライブが見たいバンドの一つだった。
シアトルにライブを見に行こうかと思ったこともあるぐらいに。

death cab for cutieの、待ちに待った初来日。

ライブを見て、やっと本当のデスキャブがわかった気がした。
聴いている間ずっと、色々な記憶や、感情や、景色がかけめぐった。

今、彼らの昔の音源を聴くと、以前よりももっと生々しく響く。
本物を見られて、本当によかった。

all is full of love

フジロックの2日目。
おとといのこと。

ぬかるんだ地面の上で雨に打たれながらでも、それを忘れさせるほどの音楽体験があった。

あえて後方から観ていたが、声は、痛いほどに伝わってきた。

その人の体からわき出した音楽が、夜空にどこまでも広がっていき、
数え切れない聴衆の上に、まさに降りそそいでいるような光景。

その人が奏でる音楽ではなく、その人が音楽だった。

ビョーク。
つくりものではない、必然的に生まれた音楽の持つ強烈な力を痛感した。

違って見えた景色

軽く怪我した右足を少しだけ引きずって、一人、渋谷まで。

たどり着いたのは、満員に近いライブハウスだった。

54-71、圧巻。
あの、研ぎ澄まされた刃のような鋭さに、新たな色が加わった感覚。
それも、他で見たこともない色が。

THE MERCURY PROGRAM、詠嘆。
変幻自在のダイナミクスを生むリズムと、優しく、そして美しく重なりあう響き。
あれほどイマジネーションを刺激するリズムは、ひょっとしたら初体験かもしれない。

予想と期待を、遙かにしのぐ内容。

少しだけ足を引きずりながら、帰り道では、
渋谷の街の派手すぎるネオンサインさえ、不思議なほどに心地よかった。

緩やかな時の流れ

昼下がり、柔らかい春の光とぽかぽかした空気の中、
遠くに新緑の木立を眺めながら道を歩いていて、
久々に”時間が止まったようにゆっくりと流れる”感覚を覚えた。

24日のライブ、そして26日のライブ(学園生のみの身内イベントでしたが)来てくれた皆さん、
どうもありがとうございました。

もちろん、演奏的にまだまだの所は多々ありますが、
一回一回のライブの積み重ねと、その重みを感じています。

変な気負いがなくなってきたのは、プラスのことではないかなあと。

次は29日。
気負わず、自然に奏でたい。

意味のある音

8ヶ月ぶりにmonoのライブを見た。

驚いた。
本当に、感動的だった。
以前見たときより、何倍も。

色々な景色が、走馬燈のように頭の中を駆けめぐった。

言葉にするのは難しいが、
ものすごく”意味のある”音楽だったように思う。

音楽をつくり、演奏することの意味合い。
その深さについても、再認識した体験だった。

Underworld brought light in

最高だった。
今も、高揚感と光のシャワーのような余韻が、しっかりとある。

2年前の来日の時はかぜをひいた身で見に行って、
その時もそれを忘れるほど引き込まれたのだが、
今日も素晴らしかった。

打ち込み主体であるのに、なぜあんなにも体温があって希望に満ちあふれた音なのだろうか。
ショーの後半、スクリーンに映し出された"happiness"の文字。

"Born Slippy"の直後、カール・ハイドが叫んだ"Fantastic!"、まさにそんな夜だった。

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タワレコで試聴したシガー・ロスの新譜が素晴らしすぎて、
しばらく聴き入っていたが”これは試聴機なんぞで聴くような作品じゃない”と思いストップボタンを押した。

月末に輸入盤が出るそうなので、それまでがまん。

夜になって木下から「シガー・ロス買った!」というメールが届く。
うーん、おれは輸入盤が出るまで待ってやる。

でも、日本盤の特典に、抽選でライブ招待というのがあるようだ。
しかも会場は、なんと教会!
あの荘厳な音世界が教会でつくりだされると思うと……。
教会でのライブ、見てみたい。


そういえば、通学路にあった草むらの空き地が駐車場に様変わりしてしまい、少し寂しかったりする今日この頃。

大自然と音楽

フジロック会場の苗場から、本日帰還。

"自然の中で音楽を聴ける幸福"を、大いに味わってきました。
そこには同時に"自然体で音楽を聴ける幸福"もありました。

ライブハウスで観るライブと比べた時、フェスティバルでは、演奏をより自然体で聴ける気がします。
出演バンドリストを眺めて、行きたい会場まで歩いていって、するとそこで演奏が始まっていて。
ステージ前に行って間近で見たり、遠くの方ででゆったり聴いたり。

ところで今回、自分的に一番良かったのは、Polaris。
一番奥にあるステージ、FIELD OF HEAVENで聴いた彼らの音楽は、最高に心地よく、僕の脳内ではα波が出まくっておりました。

映画と音楽

一夜あけても、勝利の興奮さめやらぬ街中。
青いユニフォームを来た人を、今日も沢山見かけた。

タワーレコードも、今日は特別にWポイントサービス。

というわけで、久しぶりにCDをあさりに行った。
ここのところ忙しくて、1ヶ月ぐらいCD屋には行っていなかった。

いつものように、気になる作品は片っ端から試聴。
しばらく行かないうちに、当然だが、試聴機の中身は完全に入れ替わっていた。

ダウニーの新作を聴いて、今すぐにまたあのライブを見たくなった。
ポラリスの新作も素晴らしい。

そういえば最近、これは、と思うサントラがいくつかあった。
様々なミュージシャンの良さを生かしたビートルズ・カヴァーが聴ける"I am Sam"。
また、Badly Drawn Boyが手がけた、"ABOUT A BOY"など。

いい音楽で満たされた映画は素晴らしいし、
いい映画は、素晴らしい音楽で満たされているものだと思う。


>今日の一曲 Chris Clark "lord of the dance"

微熱の日々

久しぶりに風邪をひいた。
ごく軽い風邪ではあるが。

おとといは37度5分の微熱の体で、
平熱なスーパーカーのライブを見に行った。

生演奏と打ち込みのバランス。
何年か前に見た演奏より、すいぶん良さが感じられた。

W杯までに風邪を治して、万全の体勢で観戦せねば。


>今聴きたい曲 radiohead "everything in its right place"

from Nakameguro to Everywhere

キノシタより1日遅れて、昨日、コーネリアスのライブに行ってきました。

ひょっとしたら、あんなに純粋に”楽しい”ライブは初めてだったかも。

小山田さん、センスのいい、本気な遊びをやってました。
観客を音と映像とで最高に楽しませながら、本人も最高に楽しんでるようでした。

キノシタが言うように、視覚と聴覚、両方への刺激。
昨日は、脳が刺激されてるのを、ほんとに感じたのです。

POINTという”音”アルバムをライブで再現することなんて、
不可能じゃなかろうかと思っていたら、
POINTの”世界”を、見事に、立体的に具現化していてびっくり。

期待をはるかに超えた内容に、大満足の帰路でありました。

大きかった世界

”child's view”。
モリカワのworksのページに新しくアップされた曲。

自分も最近、小さかったころの写真を整理した。
断片的な記憶となってよみがえる場面、
記憶の濃い霧の向こうに消え、まったく思い出せない出来事。

いずれにせよ、写っている昔の僕は、
過去も未来も考えず、今を夢中で生きていたに違いない。

まったく、人はいつからこんなに屈折してしまうのでしょう(笑)。

1枚、3才の僕が写した写真があった。
見上げるように巨大な自動販売機。
そういえば昔は、何もかもが大きくて、広かった。

未知の世界に、一生懸命になって伸ばしていた手。

”child's view”を聴きながら、
忘れていた感覚が、わずかに、しかし確かによみがえってきたのでした。

mono

monoというバンドの演奏を体験しに行きました。
場所は新宿JAM。

彼らは日本人でありながらアメリカで先に認められ、
海の向こうでCDをリリースし、ツアーもまわっているらしいのです。

以下、本日感じたことの断片。

胸に迫る切迫感。
淡々とした風景に、突如流れ込む音の濁流。
交錯するクレッシェンドと、デクレッシェンド。

いやー、またひとつ、素晴らしい音楽に出会うことができました。