こころが動いた記憶

お気に入りの小説や映画の多くは、
意外とそのストーリーが、
思い出せないものが多かったりします。

でも、その話を読んでいたときに、
こころがぐわっとなったことや、
恐怖心がものすごく広がったこと、
あたたかい気持ちになったこと、
そんな感覚はいつまでも残っているような気がする。

なにがどうなって、誰がどうなって、という情報は、
時間が経つとすっかり忘れてしまうことが多いけど、
自分のこころが動いた記憶というのは、
色濃く、残り続けるのではないかな。

だから、
自分自身のこころが動く瞬間を大切にしたいと思う。
そして、その動いた記憶を、他の誰かと共有できたら、
ほんとうにしあわせなことだと思う。

そんなことを思いながら、
音楽をつくっていけたらいいなぁ。