村上春樹と一日の終わりについて

「どれくらいハッピーな気持ちでゴールインできるか?
 これが一番大事なことなのだ。」

これは村上春樹がだいぶ昔のBRUTUSで語っていたこと。
ここでは走ることに対する考え方として語られていたのですが、
それは当然のことながら、小説執筆にも影響をしてくるという。

僕も、普段、ランニングをして体調を整えていて、
そのときにタイムうんぬんというよりも、
走り終えたときの気持ちの持ち方を大切にしています。

でも、走ること以外の面で、
この村上春樹のことばが、
すっと浮かび上がってくることが多いです。

たとえば、それは、一日の終わりを迎える、そのとき。

朝に気持ちよく目覚めるためには、
眠りにつく時間帯の問題よりも、
その日過ごした時間に対して、
いかに、肯定的な思いを抱けるか、
ということが大切なことなのではないかなぁ。

もちろん、眠りにつくときに、
どんよりとした気持ちにその日全体を
覆われてしまうこともあるけれど、
俯瞰的に眺めることができる日には、
よかったなぁと思えた瞬間も、いくつか隠されていて。

そうして迎えた朝というのは、
たとえ、睡眠時間がそれほど十分でなくても、
起きようと思った時間に、
すっきりと目覚めることができるのです。
睡眠の質がよくなるということなのかなぁ。

*

で、こんな文章をなぜ、今日書いているのかというと、
今朝の目覚めがとても心地よかったから。
3時間ほどの睡眠だったのにも関わらず。

iPhoneアプリのsleep cycleで、
睡眠状態を大まかに確認できるのが便利なのですが、
いつもは、不規則なグラフになることが多くて、
あまり眠れてないのかな、なんて思うことがしばしば。

ところが、今朝は、
なんともみごとな90分周期。
こんなことは、はじめてで。
それがうれしくて書いてしまったvoiceでした(笑)。


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