笑ったことも怒ったことも

近頃はそれほどでもないのですが、
僕は調子の良いときと悪いときの差が大きいです。
それでいて、人に迷惑をかけてはいけないという思いから、
出来る限り、いつも通りのコミュニケーションを
こころがけようとして、
それから、家に戻ると、
バタンと倒れ込んでしまうようなことも多々ありました。

そんな不調時にも、
ちょっとした思いつきが浮かんだりする瞬間があって、
ほとんどのときは、
こんなこと思いついても、なんにも発展しないよなと、
その時点でばっさり切り捨ててしまうのですが、
あるとき、その思いつきを言葉にして
たまたま手帳に書き込んでました。

そして、数日後、普段の調子に戻った状態で、
そのページをめくると、こんなこと書いたっけなぁ、
という懐かしさで、その言葉は登場してきて、
そこから、さまざまなアイディアが湧いてきたのでした。


不調時の自分は、切り捨てて、無かったものに、
してしまおうと思いがちですが、
そんなときの自分もあるがままに受け入れることができたら。

調子が良いときも悪い時も。
うれしいときもかなしいときも。
笑ったことも怒ったことも。
暇なときも多忙なときも。

そういった、さまざまな自分の面を
溶け合わせることで、生まれてくるひとつの考えは、
きっと、太くてどっしりとした佇まいの、
しなやかな存在になると思うのです。