2002年07月21日
上海→神戸(フェリー)
思えば今回の旅は、中国についてほとんど何の予備知識も無いまま始まった。
訪れたい場所を考えたのは行きの船の中。
移動ルートも最後まで流動的。
そして中国という国は、僕に様々な印象を残した。
広さや人の多さはある程度予想していたこと。
最初に驚いたのは、この国における交通規則の無意味さだった。
信号はあって無いようなもの。
歩行者は赤信号をものともせず、すきを見て横断。
車も強気。
歩行者や他の車にすきを与えまいと、どんな時も決してスピードを落とさない。
前の車にぴたりとついていき、タイミングを見はからって加速、
反対車線に平気で飛び出して追い抜いていく。
街ではクラクションが鳴り止むことが無かった。
上海を除いて僕らの訪れた6都市は、その規模に大小はあるものの、下町の雰囲気が基本的によく似ていた。
人々は道端で麻雀、囲碁、トランプなどをしている。
共産主義時代の名残りか、通りにずらりと並んだ店の間口はすべて同じ。
食堂や床屋がとても多い。
誰しもごみをそこらじゅうに捨てるのに
道がそれほど汚れていないのは、誰かが掃除しているからなのだろうか。
上海や北京をはじめとする高層ビルの建設ラッシュは、
この国がこれからますます発展していくであろうことを予感させた。
この国には壮大な歴史がある。
各地で目にした歴史の断片。
何千年もの間、中国は世界の最先端をいっていた。
再びトップに踊り出る日は、そう遠くないのかもしれない。
揺れる船室のベッドの上で、そんなことを考えていた。