すべてはすでにあるのかも

伊達紋別駅から長万部駅へ向かう各駅停車。
内浦湾に沿って走る列車の車窓からの風景。
小さなころ、明け方の夜行列車から同じ風景を見た。
そのときの、「わー、とってもいいなぁ」と感じた記憶。

その感覚は、今も変わることはない。
幼少のときに、なんとなく好きだなぁ、いいなぁと、
感じていた、そのぼんやりとした面影を
鮮明に、明確にしていくことが、
大人として生きていく日々なのかな。

歳を重ねるごとに
まるっきり新しいものが
増えていくように思うけど、
そうではなくて、
もしかしたら、自分のなかに、
すべてはすでにあるのかも。