手作業の温かさ、再び

"fluidify"CD版のパッケージング作業を
代官山の事務所にて。数百枚分を手作業。

この「手作業」をしながら、
10年程前に、euphoria結成当初の初めての音源を
手作りしていたときのことを思いだしました。
枚数こそちがうものの、あの頃と、
同じ感覚が蘇ってきたのです。

この10年の間に、自分たちの内側で、
変化してきたことと、
変わらずに持ち続けているもの。
そして音楽業界の急速な変動。

テクノロジーの進歩による
善し悪しなどはひとまず置いておいて、
今、こうして再び手作業の温かさに出会えたことで、
なんだかうれしい気持ちになりました。

"fluidify"CD版は、
4/29@nestのツアーファイナルにて先行発売します。
デジタル配信とは対極にあるであろう、
この温かみを感じていただけたらうれしいです。

*

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村上春樹と一日の終わりについて

「どれくらいハッピーな気持ちでゴールインできるか?
 これが一番大事なことなのだ。」

これは村上春樹がだいぶ昔のBRUTUSで語っていたこと。
ここでは走ることに対する考え方として語られていたのですが、
それは当然のことながら、小説執筆にも影響をしてくるという。

僕も、普段、ランニングをして体調を整えていて、
そのときにタイムうんぬんというよりも、
走り終えたときの気持ちの持ち方を大切にしています。

でも、走ること以外の面で、
この村上春樹のことばが、
すっと浮かび上がってくることが多いです。

たとえば、それは、一日の終わりを迎える、そのとき。

朝に気持ちよく目覚めるためには、
眠りにつく時間帯の問題よりも、
その日過ごした時間に対して、
いかに、肯定的な思いを抱けるか、
ということが大切なことなのではないかなぁ。

もちろん、眠りにつくときに、
どんよりとした気持ちにその日全体を
覆われてしまうこともあるけれど、
俯瞰的に眺めることができる日には、
よかったなぁと思えた瞬間も、いくつか隠されていて。

そうして迎えた朝というのは、
たとえ、睡眠時間がそれほど十分でなくても、
起きようと思った時間に、
すっきりと目覚めることができるのです。
睡眠の質がよくなるということなのかなぁ。

*

で、こんな文章をなぜ、今日書いているのかというと、
今朝の目覚めがとても心地よかったから。
3時間ほどの睡眠だったのにも関わらず。

iPhoneアプリのsleep cycleで、
睡眠状態を大まかに確認できるのが便利なのですが、
いつもは、不規則なグラフになることが多くて、
あまり眠れてないのかな、なんて思うことがしばしば。

ところが、今朝は、
なんともみごとな90分周期。
こんなことは、はじめてで。
それがうれしくて書いてしまったvoiceでした(笑)。


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暗やみの存在に気づけたら

日が沈みかけたころ、
自転車の壊れたライトを付け替えていた。
ごくごくシンプルに
取り付けられる構造のはずなのに、
手元が暗くてなかなか付けられない。
慌ただしくなるこころと、少々の苛立ち。

結局、翌日の朝、取り付けてみたら、
さらっと、ものの数秒で作業が完了したのです。

こういう状況って、実際の作業以外においても、
日常で、よく起こることだよなぁと思います。

体調だったり、気分的なものだったり、
自分の調子がよろしくないときに限って、
あれこれ考え事は膨らみ続けて、
ますます、どんよりした気持ちになる。

それはきっと、暗やみの存在に気づいていないから。

暗やみにいるときには、
こころ静かにいられるように。
明るくなってきたら、
ものの数秒で完了することも数多いのだから。

想像以上のスピードで

これまでずっと購読してきた新聞を
4月から解約しました。

不便になるかな、物足りなくなるかなと、
さんざん悩んだ末の解約だったのですが、
実際、過ごしてみると、無いならないで、
なんとかなるものなんだなぁ、と。
情報はいたるところに広がっていることを
改めて実感しました。

むしろ、部屋に積み重なっていた新聞のスペースが、
解放されたことのスッキリ感に、
少しだけ心地よくなってしまったり。

小さい頃から、自分の日常の一部として、
どっしりと存在していたものが、
少しずつ姿を変えていく。

本に関しては、どんなに電子化が進んでも、
僕はきっとモノとして読みたい派だなと、
わりと強く思い込んでいたのですが、
その思いが99%くらいだったものから
80%くらいまで動いてきている。
たとえば、僕は本を読んで気になったところを、
あとからmacに打ち込んでいるのですが、
その作業がコピーペーストで、
完了してしまう便利さを想像したり。

思えばCDに対してだって、つい2〜3年前までは、
本と同じような思いを抱いていたことを思うと、
こういった変化は、想像以上のスピードで
動き続けているのかもしれないなぁ。
(もちろん今でもCDは大切な存在だけど)

ぼんやりしているとipadのことが
頭のなかをぐるぐると回り始める、今日この頃です。

変わらぬ場所、変わらぬよろこび

お花見をしてきました。

一年前と同じ場所で、同じ時間を過ごす。
変わらぬ場所で変わらぬよろこびを感じること。
これまでに過ごしてきたさまざまな時間が、
とても味わい深いものに感じたり。

そして、一年先の自分に思いを馳せる。