2010年01月31日 [ "euphoria"
everyday
]
"fluidify" 制作の記録

この3つのスピーカーと、

この2つのヘッドホンを頼りに、
"fluidify"の音を作ってきました。

少し疲れたら、このコースターに、
挽きたてのコーヒーをのせて、
しばし休憩。

そして、作業に煮詰まると、
部屋の窓から夕暮れを眺めたり。
そんな日々の繰り返しで完成した、
euphoriaの"fluidify"、
euphoria official web siteにて、
2/5、0時から、配信開始です。
どうぞおたのしみにされていてくださいね。
そして、リリース当日に開催する、
2/5の記念ライブ、3人の意気込みも十分。
この日にしか表現できない音を
大切に奏でたいと思っています。
ぜひ、足を運んでいただけたらうれしいです!
ライブ詳細は http://euphoria-sound.com/giginfo.htmlをご覧ください。
2010年01月28日 [ everyday
]
にじみ出るもの
6:30に目が覚めて、シャワーに入って、
タオルを干すため、ベランダに出ると、
少し暖かな南風が、肌に触れて、
春が少しずつ近づいて来ていることを感じました。
ということは、もうすぐ、さくらのうたが、
増えてくる頃だなぁ、と。
以前、voiceページに「6月に ” December ”」
という文章を書きました。
さくらだったり、卒業式、クリスマス、夏の海など、
そのタイミングに合わせて、CDが発売される。
確かに、その時期にぴったりの曲は、
何割も増して気持ちよく響きます。
だから、そういったタイミングでのリリースは、
とても理にかなっているわけですが、
そのリリースに合わせるためには、
さまざまな制作プロセスと、
そしてプロモーション期間が必要で、
最も大切であろう、曲作りのタイミングは、
その季節よりも、だいたい、
3〜4ヶ月以上も前になってしまうという内容。
それが、デジタル技術の発達による、
配信を用いた楽曲公開という形態で、
どう変わっていくのでしょう。
*
別に、その季節にいなくても、
想像すれば、メロディーは浮かぶよ、という考えもある。
実際はそれで、たくさんの名曲が生まれてきているわけで。
でも、そういった音楽と、
今の季節を過ごす中で、
思わず生まれてきてしまった音楽とでは、
大きく意味合いが変わってくるよなぁ、と。
あとは、だいぶ待って、
ちょうど1年後にリリースという考えもあるかもですが、
当然、1年前のサクラと今年のサクラは違うものであるわけで。
「思わず生まれてきてしまったもの」、それを僕は、
「にじみ出たもの」として考えることがあるのですが、
その、「にじみ出たもの」が持つ表現力に、
大きな可能性を感じています。
明確でわかりやすいメッセージのあるものは、
確かに、広く伝わりやすいものです。
でも、音楽という表現を用いるのであれば、
(もちろん、絵画や文学、映像などもそうですが)、
作り手から、にじみ出てくるような、
そんな、もっと根源的な思いが、
色濃く存在していてもおもしろいと思いますし、
それを受け取る側も、表面上だけではなく、
自分のこころの奥のほうと共鳴するような、
そんな感覚があっても、すてきだなぁ、と思うのです。
なにより僕自身、そういった作品にめっぽう弱いというか、
居ても立ってもいられなくなる程に感動して、
そこから、新しい日々の時間が動き出す、
という感覚をこれまでに何度も味わってきています。
だから「にじみ出るもの」に対して、
強い思い入れがあるのだと思います。
*
でも、そういった表現は、
とても小さな存在であったり、
ある意味、脆いものでもあって。
だから、たとえば、
チャートを賑わすためにはとか、
売上をどーんと延ばすためにはとか、
いかに大多数の人に届けるかということを、
最優先にしていくと、見えなくなってくる部分や、
隠さざるを得ない部分がどうしても出てくる。
そんな考え方に左右されず、
「にじみ出るもの」を大切にし続けようという思いが、
今、急速に発達を続けている情報技術によって、
もっとひらかれたものになっていくかもしれない。
そう考えると、冷たいイメージが先行する、
情報社会というものにも、
まだまだ気づかされていない、あたたかさが、
きっと存在しているのでは、という、
ほくほくした気持ちにもなるのです。
2010年01月26日 [ "euphoria"
]
冬からの手紙
ことばにしてしまうことで、
失われていくものは多くあります。
身の回りで、ふわふわとひろがっているものを、
ひとつのことばに納める、
それによって、そこに収まりきらなかったものは、
どんなときにも存在していて。
だから、自分の音楽と向き合うときも、
できるだけ、まっさらな状態でありたいと思います。
でも、あえて、ことばにしてみることで、
そこから、イメージがよりいっそう、
膨らんでくることもあるんだなぁ、
という経験をアルバム制作中に感じました。
アレンジも決まり、レコーディングを終えて、
さぁ、どんなミックスをして、どんな質感に整えようか、
と考えながら、ひたすらプロツールスと向き合い、
作業を続けていました。
しかしこれが、なかなか、まとまらない。
もやもやしたまま、仮完成のバージョンが無数に溜っていく。
そんなときに、バンドミーティングで、
その曲のタイトルのアイディア出しをして、
これだね、ということばが見えてきました。
" letter from winter "
作業をしている、そのときの季節感とも、
かっちりとリンクしてきたこともあり、
求めていた音像へスムーズに辿り着けたのでした。
この、冬からの手紙、
2/5に全世界に向けて、
お届けできることをたのしみにします。
2010年01月21日 [ "euphoria"
]
大切な作品が仕上がりました。
マスタリング前日は、のんびり過ごせるようにと、
前々から手帳に書き込んでいたのに、
今回も結局、家を出るギリギリまで、作業をしていました。
1年以上の歳月をかけて作ってきた作品、
その仕上がりを研ぎすますことができるのは、
今、このときが最後と思うと、
びしびしと、頭が、耳冴えてきて、
結局、徹夜明けのまま、マスタリングスタジオへ。
おかげで、細かなところの隅々まで、満足のできる、
気持ちの行き届いた仕上がりに辿り着いて、
ほっと、うれしい気分で、スタジオに向かいました。
*
バーニーグランドマンの前田康二さんによる、
マスタリングを無事終えて、
最後、スタジオの大きなスピーカーで、
全曲通しのプレイバックを聴く。
2009年、過ごしてきたひとつひとつの時間が、
不思議なほど鮮明に浮かび上がってくる。
こうして、大切な作品を
仕上げることができたことに対して、
僕の周りの方たち、モノたちへの、
深い感謝の気持ちがわき上がってきました。
制作中、特に部屋でひとり、終わりの見えない、
編集やミックス作業をしているときは、
完成するかどうかの不安に潰されそうになって、
「こうしてすべて自分たちだけで仕上げるのは、今回限り」、
と、実は、毎回思っています。
でも、マスタリング完成後のプレイバックを大音量で聴く、
そのときにわき上がってくる、あの気持ちを感じると、
それまでの時間のひとつひとつが大切なものとなって、
こころいっぱいにひろがってきて、
よしよし、またがんばろう、という気持ちになるのです。
" fluidify "、ほんとうに大切な作品に仕上がりました。
2/5のリリース、どうぞお楽しみにされていてくださいね。
*

2010年01月08日 [ "euphoria"
]
数十秒で、眠り
午前中、euphoriaの新作のミックス作業を再調整。
自宅に、信頼のおけるモニター環境を整えてから、
いくらでも、好きなだけ、制作に没頭できるのですが、
のめり込みすぎると、完成のokラインの見極めが、
分からなくなってくることがあって、
要所要所で、意識的にクールダウンするようにして、
メリハリのある作業をこころがけているこのごろ。
14時すぎに、ささっと、
カレーライスを食べてから、
車で代官山まで向かう。
"fluidify"リリースに関する取材を、
GBEVの奥村さんにしていただく。
取材というものに慣れていないころは、
体もこころもカチカチの状態で、
いろいろと苦労してきた思い出がありますが、
ここにきて、だいぶ、
作品制作に関する全体像を見渡しながら、
お話ができるようになってきたかな、と思います。
1/22発行のGBEV3月号、
機会があれば、ぜひご覧になってください。
取材後、場所を移動して、
夕食を食べつつ、euphoriaミーティング。
2/5リリースまでの予定を再確認、
および、リリース後の動き方。
どのような展開が見えてくるのか、
なかなか、わからない部分が多いですが、
自分たちのまわりの動きに敏感にいながらも、
自分たちの中心にある、
軸をどっしりと構えていられるように、
メンバー3人で一歩ずつ歩んでいけたらと思っています。
そのあと、中野のスタジオに移動して、
23時からの深夜パックでスタジオリハ。
新しい曲たちを合わせていく瞬間は、
なかなか神経を使うけれど、とても気持ちがよいです。
そして、合わせるたびにあらたな発見があります。
早朝5時過ぎに家に到着。
午前中の作業開始に目覚ましをセットして、
数十秒で、眠りにつく。
あ、そうそう、
昨日金曜から3日間限定で、
新しいアルバムに収録する、
"fluidify"という曲の先行試聴を
myspace にて行っています。
よろしければ、ぜひぜひ〜。
2010年01月03日 [ "euphoria"
everyday
]
無意識と自我の混ざりあい
あけましておめでとうございます。
2010年スタートのタイミングで、
euphoriaのアー写を新しくしました。
今回、撮影するときに決めていたことは、
話しているところを撮るということでした。
撮影してくれたのは、
euphoriaの親しい友人のケンジくん。
僕たちとケンジくん、その4人の、
なごやかなムードから生まれた瞬間の写真です。
自分の写っている写真というものを、
僕はあまり持っていません。
まして、笑っている表情の写真なんて、
幼稚園くらいのとき以来かも。
この表情、なんというか、
自分の知らない顔だなぁと。
そのときの雰囲気から、自然と溢れ出したもの。
いくつか撮った写真のなかで、
「この森川の表情がベスト」と、
きのしたが強く言うものだから、
「あー、そうなんだぁ」
と思って、この写真にしました。
この表情が評判よろしいのであれば、
この表情に見合った行動ができたらいいなぁと。
無意識と自我の混ざりあい。
これも「液体になる」ということなのかも。
2010年、「液体になる」ということばが、
ここで、数多く登場するかと思いますが、
「あー、また言ってるよ」という感じで、
ひやかし半分、読んでいただけたらと思います。
今年もどうぞよろしくおねがいします!