2008年10月20日 [ "organic stereo"
]
organic stereo "a little piece of a little peace"
19日、原美術館での、
organic stereo "a little piece of a little peace"。
当日は、原美術館の中庭で、
事前にプログラミングしておいたパッチを日中から夕暮れ時まで、
その空間のBGMとして、ずっと再生していました。
このパッチは、100種類近くのサンプルが、ある規則を通過後、
ランダムな組み合わせで現れたり消えたりするというもので、
原美術館の休日の中庭をイメージして制作したもの。
そして、ときどき、それに合わせて、ギターを弾くというスタイル。
この流れが、中庭の心地よさと呼応して、個人的には、
とても気持ちのよいものでした。
そして、夜の部は、ホールでの演奏。
満席で、立ち見の方も大勢いるなかで、
うれしさ以上に、だいぶ緊張してしまいましたが、
ガラス越しの原美術館の夜の灯りの美しさに
支えられながら、ソロ、バンドスタイルの演奏。
楽曲で取り込んでいた秋の鈴虫の鳴き声をoffにしても、
再生が止まらず、"??"と思っていたら、
窓の外の中庭から、実際の鈴虫たちが演奏していて、
ライブハウスでは味わえないような状況にびっくりしたりも。
足を運んでくれたみなさん、
どうもありがとうございました。
また、たのしみにしていたけれど、
定員オーバーで来られなかった方、
どうもすいませんでした。
今回のイベントで感じたこと、
学んだこと、反省点などを生かしながら、
次回のイベントがさらによいものになるよう、
のんびりですがコツコツと
準備をすすめていきたいと思っています。
*





2008年10月12日 [ everyday
]
自転車屋さんのおじさんと、こころのあたたかみ
ぼくの自転車は、
中学生のときから乗っているので、
10年以上も乗り続けていることになります。
歩きだと、ゆっくりすぎて、それほど景色は変わらなくて、
車だと、速すぎて、景色をじっくり味わうことができない。
そういったわけで、ぼくにとって、自転車という乗り物は、
一番しっくりくる存在なのです。
そんな自転車好きなぼくなので、
通常よりも、多く自転車にお世話になっていて、
それで10年以上、しかも、普通のシティーサイクル(ママチャリ?)で、
というのは、だいぶ長持ちしている方だと思います。
その自転車が、先日、故障してしまい、
このところ、ギコギコ音も大きくなってきていたし、
そろそろ寿命かな、古いものだし修理も高くつくだろう、
最近の自転車は、ずいぶん低価格だから、
新品買った方がいいかな、なんて考えながらも、
近所の、自転車屋さんに状態を見てもらうことに。
この自転車屋さんは、ぼくが生まれたころからある、
職人気質のおじさんが働いている年季の入った小さなお店。
おじさんは真剣な眼差しで自転車のあちこちを眺め、
穏やかながらも頼もしい口調で、ひとこと、
「直してみよう」。
つなぎ服はもちろん、顔回りまで、
油の汚れでいっぱいのおじさんの、
温かい眼差しに、そっと背中を押される感じで、
迷わず、「それでは、おねがいします。」とお伝えする。
そして数日後、故障していた部分以外にも、いろいろ点検してくれて、
おまけに、塗装までサービスしてくれて、
最高に乗り心地のよい自転車に生まれ変わりました。
それまでが相当ガタガタな状態だったということもあるけれど、
こんなにも滑らかな乗り心地、それはまるで、
地上から数ミリ上を進んでいるような感覚。
そのうれしさに誘われて、ふたつ離れた街まで、
長めのサイクリングに出かけたのでした。
*
修理にかかった費用は、結局、
低価格の自転車と同じくらいだったのですが、
愛着のあった自転車にさらに深い愛着が
湧いてきたというよろこびを思うと、
おじさんにおねがいしてよかったなぁ、と思いました。
いつまでも大切にしたいという気持ちになったのです。
近頃、身の回りでは、とにかく安くとか、楽に素早くとか、
そういったことばかりが重視されていて、
職人さんのような存在の影が、
どんどん小さくなってきているようですが、
今でも、こうして実際に、「ほんとうによい仕事」に
出会ったときに広がる、こころのあたたかみを感じると、
大切にするべきものについて、改めて考えてみたくなります。
そして、これから自分が作り出していくものについても、
同じような視点で考えてみたり。
2008年10月02日 [ "euphoria"
]
とうとうその日が
いつかの日か、野外ステージで演奏できるときを
たのしみにしていたのですが、
とうとうその日がやってきます。
10/4 (土)の河口湖ステラシアター。
the silence was warm festival 2008への出演です。
http://www.thesilencewaswarm.com/
初めての野外ステージ、
細かな心配は、とりあえず置いておいて、
今回のステージを、思う存分、満喫したいと思っています。
euphoriaはトリをつとめさせていただくことになっています。
出演者も豪華で、ライブを観るのもたのしみです。
よろしければ、ぜひ〜。
2008年10月01日 [ "euphoria"
]
自分をひらく
"silence in everywhere"のツアーを無事、終えることができて、
ほっとひと息ついているところです。
ツアーを一緒に回ってくれた、京都のLlamaのみなさん、
各地で共演してくれたバンドのみなさん、
そして、会場に足を運んでくれた方々、
どうもありがとうございました。
euphoriaにとって、
とても実りのある時間を過ごすことができました。
*
ツアー中というのは、
いつもの日常とは異なり、
さまざまな感覚に敏感になります。
なので、ほんの小さなことであっても、
それに対して、大きな不安や大きな喜びを感じたり、
ということが多々あります。
そんななかで気づかされたことなのですが、
今までには、自信を持っていたような部分がことごとく崩れたり、
逆に、弱みと思える部分に意外にも力を感じたり、
ということがありました。
今までには、
「euphoriaらしさ」だったり、
「自分らしさ」という意識を持つことが、
大切なことで、それを追い求めなくてはと、
思っていたことがあったのですが、
でも、そう意識しすぎることで、
どんどんと閉じていってしまうという、
そんなよろしくない可能性もあるのではないかな?
そもそも「〜らしさ」というのは、
本人が定義できるものではなくて、
回りにいる人が感じて、
初めて、存在するものだと思います。
自信のある部分がことごとく崩れたり、
弱みと思える部分に意外にも力を感じたり、
ということからも分かるように、
回りにいる人たちが感じていることは、
ほんとうに多種多様です。
だからきっと、自分の思い描く「〜らしさ」というものは、
実際には、不確かで脆いものなのではないかなぁ。
「〜らしさ」をむやみやたらに、追い求めるのではなくて、
もっともっと「自分をひらく」ということを
大切にしていきたいと思っている、今日この頃です。